※限定記事「お金のゴールを達成する方法」は、パーソナルコーチングを受けられた方限定に公開しているため、一般の方は途中までしか見られない形になっております。あらかじめご了承ください。
「お金のゴール」を達成するにあたって、「お金」という概念を理解しておくことは大切なことです。
我々は紙幣や電子マネー、仮想通貨など形は様々ですがそれらを総称して「お金」と呼んでいます。
「お金」は人間にとって便利な道具であると共に、悩みのタネでもあったりします。現代人にとって豊かな生活を営む上で「お金」は欠かせないものです。「お金」の有無によって人生の選択が大きく変わることもしばしばあります。
なぜ「お金」という概念が人間の人生にこれほどの影響を与えるのでしょうか?
「お金」が人間の社会でどういった役割を担っているのかを新ためて確認しておきましょう。
元々「お金」は物々交換を不便に感じた人間が、価値の交換を容易にするために生み出したものです。
物やサービスといった何らかの価値の交換を行う際に、一度媒介物を経由させて価値の交換を容易にするシステムのことを「お金」と言います。(もしくは媒介物そのもののことを「お金」と言います。※↑画像)
「お金」というシステムのおかげで、「価値の尺度の統一」、「価値の蓄蔵」、「蓄蔵した価値の移動」が可能になりました。
例えば、食べきれない程の魚を釣り上げた人と、食べきれない程のリンゴを収穫した人がいたとします。
余分に釣り上げた魚と収穫したリンゴはそれぞれが保持しているだけでは腐らせてしまうだけですが、お互いに交換し合えば腐らせることなく消費することができます。しかし、リンゴと魚ではそれぞれ持っている価値が異なるため、それらを交換するには価値の尺度を一度統一しなければいけません。そこで出てきたのが「お金」です。魚一匹は300円、リンゴ一個は100円といった感じで、あらゆる価値を一度「お金」の単位(日本なら円という単位)に換算し「価値の尺度の統一」を行いました。
また、「お金」が生まれる前は、有り余る魚やリンゴは時間が経てば腐り果て価値がなくなってしまっていたため、必要以上に取り過ぎるという行為はしませんでした。「お金」が生まれてからは積極的に有り余るほどの魚やリンゴをとって、お金をたくさん集めようという動きが生まれました。魚やリンゴを「お金」という別の価値の尺度に変換することで「価値の蓄蔵」が可能になったからです。「価値の蓄蔵」という機能のおかげで、「自分がどれだけ価値を生み出したか」を証拠として記録できるようになったとも言えます。「これだけの価値を生み出した」という証拠に当たるものが「お金」なのです。
しかし、単に「これだけの価値を生み出した」という証拠がいくらあっても、「すごい人ですね」「ありがとうございます」と言われるだけです。これでは無償で行ったボランティア活動の活動記録のようなものです。最初に「お金」とは「価値の交換を容易にするシステムである」と言いました。「お金」というシステムには、「価値を生み出した証拠である「お金」を譲渡すれば、同等の価値を持った商品やサービスを受け取ることができますよ。」というルールが内包されています。ボランティア活動の活動記録を自分の名前から他人の名前に書き換えるということはできませんが、「価値を生み出した記録」を「お金」という形で保存しておけば、価値を生み出したという証を自分から他人に書き換えることができます。これは「蓄蔵した価値の移動」が可能であることを示しています。
「お金」を持っているということは、「それだけ価値を生み出した」ということです。
つまり、お金を稼いでる人ほど社会を豊かにしていっているともいえます。
これが本来の「お金」というシステムです。
このシステムに「労働契約」や「銀行法」、「税金」など様々なルールが複雑に絡み合って「お金」が移動しています。
残念なことに「価値を生み出した人にお金が入る」という基本システムの上に様々なルールが上乗せされたことによって、現実ではこのシステムが若干歪んでしまっています。
このシステムの歪みに気づいていない人はいつまでたっても「お金のゴール」を達成することは難しいでしょう。逆にこのシステムの歪みに気づき、歪みのない状態でお金を稼げるようになれば、「お金のゴール」を達成することもかなり簡単になります。
では、その歪みとはなんでしょうか?