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No.61 お金は道具

お金は非常に便利な道具です。私たちはお金で様々なモノやサービスを買うことができます。私はよく「お金そのものに価値はない」と言っています。それはあらゆる価値は相対的に決まるため、それそのものに価値をつけることはできないからです。お金はそれを扱う人次第で様々な価値を生み出すことが可能です。お金で価値のあるものを買える人や、お金を持っていることそれ自体に価値を与えられる人にとって、お金は価値を生み出す便利な道具となります。

しかし、ある道具がいくら便利でも、それを使いこなせないなら持っていない方がマシです。チェンソーはノコギリよりも沢山の木を楽に切ることができますが、ノコギリよりも扱いが難しく危険度も高いです。お金も同じで、100万円よりも1億円のほうが扱いが難しいです。特にお金に頼りすぎると自己成長の機会を失うことが多々あります。些細なことで言えば、外食をするとそれによって得られる価値もありますが、自炊によって料理の腕を上げる機会を失います。シェフを目指している人が様々な料理を知るために外食をするなら自己成長に繋がるでしょうが、知識よりも技術が足りず一定レベルの料理を作れずにいるのなら、料理の腕を上げる機会を逃すべきではないでしょう。お金でUnwert(ドイツ語で「マイナスの価値」を意味する)なものを買う人や、お金を持っていることそれ自体がUnwertになってしまう人にとっては、お金はむしろ使わない方が良いです。

では、お金はどの程度稼ぐべきでしょうか?それは個々のゴールと現在の自分の状態次第です。どの程度お金を稼ぐべきかはゴールと現在の自分の状態との差を見れば一目瞭然です。ですが、ゴールと現在の自分の状態との差から導き出した金額を稼いだからといってゴールを達成できるわけではありません。料理の技術をお金で買うことができないように、ゴールの達成には必ず自己の成長が必要です。ゴールの達成に必要なのはお金だけではないということを踏まえた上で、本当に必要な金額をお金のゴールとして設定しましょう。

どの程度お金を稼ぐべきかが正確にわかったら、あとはその金額を稼ぐだけなのですが、実際にお金を稼ぐことができる人とできない人には明確な違いがあります。

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