これまで、「やりたくないこと」を「やりたいこと」に書き換える方法として、
「対象を多角的に観自在に正しく観る」
「ゴール設定(仮観)とゴールの切り替え」
「信念と欲求とのズレを確認する。欲求をコントロールする。」
というアプローチを紹介してきました。
この記事では、「視野を広げ、膨大な選択肢の中から自らの意志で選び取る。」というアプローチについて詳しく見ていきます。
ある目的を達成するために、「これしか方法がないのだから嫌でもやるしかない」と思ってしまう方がいます。
例えば「生活のために嫌な仕事でも働かなくてはいけない」とか「家族のために家事をしなければいけない」といったような感じです。
まず、初めに念を押しておきますが、この世に「やらなければいけないこと」というのはほとんどありません。人間が「やらなければならないこと」なんてのは死ぬことくらいです。「生きなければいけない」ということすら気のせいだと言えます。
今生きている人間は「生きる」という選択をとっているから生きているのです。誰かに生きることを強制されて仕方がなく生きているのではなく、自分自身で選択して生きているのです。
その上で、どういう風に自分の人生を生きるかは人それぞれです。「こういう生き方をしなければいけない」なんていうモデルはありません。人間が70億人いれば70億通りの生き方があるわけです。(過去の人間やこれから生まれてくる人間も合わせるなら、もっと多くの人の生き方があると言えます。)
数通り、数十通りの少ない選択肢の中から選択しなければいけないとなったなら、「どれも嫌だな…」と感じてしまう場合が殆どだと思います。
そうではなくて、数百、数千通りの生き方から「どれにしようかな?」と考えるのです。それだけの数から探せば一個くらいは「この生き方いいな!」って思えるものがあるはずです。
「この生き方いいな!」と思えるものを選択すれば良いだけです。
「こういう働き方でお金を稼ぎたい」と思ったなら、そういう働き方でお金を稼ぐ方法を見つけ出すことです。
家事をしたくないのなら、お手伝いさんを雇うとか家事の負担を減らしてくれる家電を買うとか、色々な選択肢があります。その選択肢を選ぶことができる方法を見つけ出すのです。
実際にそういう選択ができている人がいるのだから、自分の人生に限ってできないということはありません。
「自分にもできるんだ!」とエフィカシーを高めて、視野を広げましょう。視野が広がれば自ずと選択肢も増えてきます。
沢山ある選択肢の中から、「これだ!」と思うものを能動的に自らの意志で選び取ることです。
少ない選択肢の中から、嫌々妥協して人生を選択をするのはもうやめにしましょう。
これしか方法が無いと思うから、「やりたくないこと」をやってしまうのです。別の方法を探して「やりたいこと」で補う。もしくは別の方法を駆使してやらなくて良い状態を作る。
一つ一つ「やりたくないこと」を「やりたいこと」へと書き換えて生きましょう。気付いた時には24時間やりたいことだけやって生きていける状態ができているはずです。
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