「やりたくないけどやらなきゃならん」ということを誰もが一つや二つ持っているかと思います。
コーチは「100%やりたいことだけやって生きていく」という生き方をしています。「want toしかやらない」というプリンシプルを持って生きていると言ってもいいでしょう。
セルフコーチングにおいて「やりたいことだけやる」という態度は基本なのですが、これがなかなかできないという方も多いのかと思います。
確かに「やりたくないことはやらない」と思いつつも、時々どうしてもやらなくてはいけないことが出てきます。
やりたくないけどどうしてもやらなくてはいけないことが出てきた時はあるコーチング的なテクニックを使います。
そのテクニックとは単なる自己洗脳のようなものではありません。アプローチの方法としては自己洗脳とは真逆のものになります。
確かに自己洗脳や思い込みでも「「やりたくないこと」を「やりたいこと」に変える」ことが可能です。
自己洗脳や思い込みは「事実を偽って観る」という行為によってそれを可能にします。
具体的には、嫌な部分を良いものとして思い込んだり、嫌な部分をスコトーマにすることで見えないようにすると言った感じです。
それに対してこのテクニックは「事実をありのままに正しく観る」という行為によって「やりたくないこと」を「やりたいこと」に書き変えます。
どういうことかと言うと、「そもそも必要不可欠なことをやりたくないと思ってしまうのは、ありのままに対象を観ることができていないからだ。」と考えられると言うことです。
「「やりたくないこと」を「やりたいこと」に変える」ためにコーチング的なテクニックを使うとしたら、「観自在に観る」というアプローチが有効です。
「観自在に観る」とは対象を自在にあらゆる視点で正しく観るということです。
やりたくないと感じていることも、視点を増やし「ありのままに正しく観る」ということが出来れば、どこかに楽しめるポイントが隠れているはずです。
世の中には色んな趣味を持っている人がいます。側から見ればどこが面白いのか検討もつかないことを楽しんでやっている人たちがいます。彼らの視点を借りて見てください。
物事は多面的です。見方によっては楽しくないと感じますし、楽しいとも感じられます。片方の面だけしか見ないから、正しく見ることができないのです。
正しく見ようと努めれば、自ずと楽しい面も見えてくるかと思います。
他にもいろんなアプローチ方法がありますが、それらは次の記事で紹介いたします。
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