Youtubeのディスカバリーチャンネルで「【正体を隠して稼げ1億円】企業チャレンジ!覆面ビリオネア」という動画を無料で見ることができます。この動画は、1話あたり42分程度の動画で全8話で構成されたドキュメンタリー番組です。合計約6時間の動画になりますが、エンターテイメントとして楽しみながら視聴できるかと思います。
お金のゴールを達成するにあたって重要な心構えのが動画内に散りばめられており、これからお金を稼ごうと思っている人にはとても参考になる動画だったのでご紹介いたします。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
Ep1.正体隠して1億円稼げ!無一文からの90日間ビジネスサバイバル
この動画の主人公は億万長者で起業家のグレン・スターンズです。グレンは90日間で100万ドルの価値がある会社を作り上げるために、わずか100ドルの資金を元手に素性を隠して縁もゆかりもない土地であるペンシルベニア州のエリーに降り立ちます。
【初日】
持ち物は、現金100ドルと連絡先のない携帯電話に古いトラックのみです。エリーに降り立ったグレンはまず90日間この町で暮らすために必要な資金を調べます。その額は3300ドル。とりあえず、1週間で3300ドルを稼ぐことを目標に活動を始めます。
初日はネットで今の自分にもできそうな仕事(屑鉄の回収や部屋の掃除など)の募集広告を出し、車中泊を行い一日を終えます。
アルバイトの募集広告などに乗り他人が定めた時給で働くのではなく、自ら時給を定め仕事の募集を行う姿勢はお金を稼ぐにあたって基本的な姿勢ですが、それができていない人は意外と多いのではないでしょうか?自分の労働価値は自分で定めること。これはビジネスの基本なので、しっかり押さえておきたいことです。
【2日目】
元々セールスマンのグレンは自分の長所を生かして何かを売り込む仕事を探します。グレンは「必ず先に買い手を探しておいて、そこから取引を始めるんだ」と言い、それが自分の営業ポリシーであると言います。
ネットで、タイヤを探している人がいることを知ったグレンは、ゴミ処理上などで捨てられたタイヤの中に掘り出し物がないかを探して回ります。
なんの収穫もないまま$51の宿に宿泊し2日目を終えます。
自分の売りたい物や自分にできることを売ろうとするマインドは現状の内側の発想です。その発想では運よく社会のニーズと合致しない限りビジネスは上手くいきません。ビジネスでは自分の売りたいものを売ろうとするのではなく、社会が求めていることを売るという現状の外側の発想が必要です。
【3日目】
この日も廃工場で売れそうなものを探したり、犬用のおもちゃの営業販売を行ってみたもののなんの成果も得ることができません。$8分のガソリン(11L)を入れ、食費代を浮かすために炊き出しのボランティアを行い、車中泊で一日を終えます。
【4日目】
この日も廃墟で売れそうなものを探していたところ、初日に出した仕事募集の広告を見たアール・ジェイからTシャツ製造の手伝いをして欲しいと連絡が入ります。
そこで6時間働き、$60の収入を得てこの日も車中泊を行い一日を終えます。三日目にしてようやく初めて収入を得ることができました。
【5日目】
この日は、部屋の清掃の仕事が入り、$80の収入を得て車中泊をし一日を終えます。
【6日目】
明日セントパトリックスデイというお祭りが町で行われることを知ったグレンは、アール・ジェイに連絡し、共に商品を街中で販売することを提案します。人脈のないグレンはエリーに詳しいアール・ジェイとタッグを組むことでより商品を売ることができると考えたわけです。
この日は特に活動することなく、車中泊で一日を終えます。
グレンが自分一人で稼ぐことに固執していれば、セントパトリックスデイのようなビジネスチャンスはスコトーマに隠れて認識できなかったでしょう。自分の弱点を素直に受け入れ、「それを補ってくれる仲間はいくらでもいる」と確信しているグレンだからこそ、ビジネスチャンスが見えるのです。チャンスが見えればあとは弱点を補ってくれそうな人に協力することのメリットを提示できれば、ビジネスチャンスを掴むことができます。
【7日目】
お祭りのグッズは当日仕入れた方が安いということで、朝早くからグッズの仕入れを始めます。一個$0.6で仕入れた風船が$5で売れるとのこと。
グレンは「投資の基本は安く買って高く売ること」と言い、有り金の殆ど($165.6)を注ぎ込みます。そして、「5億ドルの貸付でも5ドルの小物の販売でもそれぞれ交渉に違いはなく、大切なのは相手の反応を見ながら商品を売り込むこと」と言い、見事仕入れた商品を完売します。
この日も車中泊で節約し、一日を終えます。